「行き渋り・不登校トーク」開催レポート

先日、もばら不登校の親の会あかりカフェさんとのコラボ企画「行き渋り・不登校トーク」を開催しました。

つながるココでも、日頃から行き渋りや不登校についてのお話を伺うことが多く、いつかこのテーマで皆さんとじっくりお話しする場をつくりたいと思っていました。今回、その念願がようやく実現しました。

三者三様の、不登校の道のり

当日は、不登校を経験したお子さんをもつ3人の先輩ママに、それぞれの経験をお話しいただきました。
3人の状況は、本当に三者三様。
学校に行けなくなったきっかけも、その後の子どもの様子も、家族とのことも、お母さん自身のことも、それぞれに違いました。

精神的な不調や、お母さん自身の苦しさ、家族との葛藤など、「不登校」という一言ではとても表せない日々の暮らしが、細かいところまで伝わってくるお話でした。進行していた私自身、胸が苦しくなるほどでした。

それでも、苦労しながら歩いてきた、また今も歩いている皆さんの姿を前にして、不登校の真っただ中にいるお母さんたちが、ほんの少しでも「この先にはこんな道もある」と思えたなら――と感じました。

3人からのメッセージ

最後に3人へ、

「今、悩んでいるお母さんたちに、一番伝えたいことは?」とお聞きしました。

それぞれが歩いてきた道のりがあるからこそ出てきた言葉は、どれも心に残るものでした。
参加された皆さんにとって、これからを考えるための小さな希望になっていたらと思います。

そして、今回お話しいただいた3人にとっても、このシェア会が、当時のことを振り返り、自分たちが歩いてきた道をあらためて整理する時間になっていたら――そう願っています。

いろいろな立場からの「今」も

この日は、フリースクールの運営者や、通信制高校の関係者の方も参加してくださいました。
先輩ママのお話だけでなく、それぞれの立場から、現在の学びの選択肢や利用できる場所についてお話しいただけたことも、とても貴重でした。

会場には、通信制高校やフリースクール、相談場所などの情報コーナーも設けました。

この会を終えて、あらためて思ったこと

文部科学省の調査では、小・中学校の不登校児童生徒数は令和6年度に353,970人となり、12年連続で増加しているんだそうです。

今回3人のお話を聞きながら、私は何度も、
「何も悪いことをしていない親子が、なぜこんなに追い詰められなければならないのだろう」
と思いました。

子どもには教育を受ける権利があります。
義務教育についても、保護者が子どもに教育の機会を与える義務だけではなく、国や地方公共団体には教育の機会を保障する責任があります。
けれど、地域を見渡したとき、学校に合わない子どもが安心して学べる場所は、まだ十分とはいえません。

少しずつ、地域の中にも新しい学びの場が生まれています。
それでも、まだまだ足りない。
そして、学びの場があったとしても、それだけですべてが解決するわけではありません。

教育、福祉、医療などがつながって支えること。
そしてもう一つ、同じ悩みを持つ人同士が、経験や気持ちを分かち合えること。

今回のシェア会では、終了時間を過ぎても、参加者の皆さんが集まり長く話していました。
制度や支援機関だけでは届かないところを、こうした場が支えているのだと思います。
そして、こうした場の多くを、つながるココやもばら不登校の親の会あかりカフェのような親の会が、ほぼボランティアでつくっています。

大切な役割ですし、これからも続けていきたい気持ちはもちろんあるのですが、
「こういう大事な場を、善意だけに頼っていていいのだろうか」⇦心の声
という思いも残るのでした。

今回の開催にあたり、チラシ作成や周知、SNSでの発信、前日の大雨への対応、当日の資料作成、通信制高校の資料集めなど、多くのことを担ってくださったあかりカフェさん、また、子どもたちと一緒に遊んでくださったプレイリーダーさん、ボランティアさん、心から感謝しています。

ご参加くださった皆さん、そして大切な経験をお話しくださった3人の先輩ママ、本当にありがとうございました。

あかりカフェさんの投稿⇩ 
https://www.facebook.com/share/r/1KDkqd2H67/

当日の様子を詳しく書いてくださっています。ぜひ読んでみてください。