大丈夫と思えない、子どもを信じられない私はダメなのか
文:まいか
息子は、子どもの頃から気分の変動の激しい子でした。
朝はご機嫌だったのに、しばらくすると気分が落ち込んでぐずぐず言い始める。
そんな気分のアップダウンが一日に何回も繰り返される。
私はその度に振り回されて、精神が疲弊していました
時には、ジェットコースターに乗っているような
時には、快適に電車や車に乗っていたのに、いきなり急ブレーキを踏まれるような感じでした。
自分が比較的感情を表に出さないタイプなので
なぜそんなに気分がコロコロ変わるのか
息子のことが全く理解できずにいました。
学校へのストレスと特性が相まって、そのような状態になるのではないかと
今なら推察できます。
小学校高学年から中学の間は
イラつくことが多くなり
暴言を吐いたり
暴力的になったり
うずくまって動けなくなったり
床に転がってのた打ち回ったり
これまでの息子とは別の人間になってしまいました。
言ってることも理屈が通らないし、理解に苦しみました。
二次障害による鬱状態と思われますが
私は、生きた心地がしませんでした、、、
日々荒れ狂い、ふさぎ込み、人格が変わってしまったような息子を目の前にして
『きっと大丈夫、よくなる』とか『信じて待つ』とか
思えませんでした💦💦💦
たぶん、また息子が同じ状態になっても思えないでしょう。
親は、恐怖と不安に支配されてしまいます。
落ち着くまでには、数年を要しました。
だから、息子の心の安定と穏やかな生活を一番に望んでしまいます。
再びあの時のような息子になってほしくないし
過度なストレスがかかると、また同じような鬱状態になるのではないかと不安です。
そんな自分を責めてしまいそうになりますが
『大丈夫』と思えない時は思えない
いつか思える日が来る
じぶんの心に嘘をついてまで
無理することはない
と、今は考えるようになりました。
不登校や発達障害の子どもの親は苦しいです。
さらに我が子が二次障害を起こしたり、精神疾患があったりする場合の苦しみは、別格だと感じています。
筆舌に尽くしがたい辛さです。
だから、ストレスで潰れてしまわないように
早目に専門家を頼ってほしいし
親だけで抱え込んでほしくありません。
不登校でも、そういう人達にもっと目が向けられて
(命に関わることでもあるので)
十把一絡げ(じっぱひとからげ)にせずに
正しい理解と支援が進むことを願います。
ちなみに、今の私は
どんな形であれ
息子は生きていく
ということを信じています