紹介します!『Frog Flag』

千葉県長生郡長南町にあるフリースペース
Frog Flag(フロッグフラッグ)

フロッグフラッグが入るキズナホームのエントランスです
代表の新堂早代さんが、ワンこの”福ちゃん”とお出迎えしてくれました


フロッグフラッグとは
「学校に行かなくなった、行けなくなった子どもたちが安心して過ごせる居場所です。」
とのこと。

代表の新堂早代さんがフリースペースを始めたきっかけは、ご自身のお子さんが学校に行けなくなったことだそうです。

不登校の子どもたちはどんどん増えている一方で、
学校以外で子どもたちが安心して過ごせる居場所はとても少ないですよね。

そんなときに去年(2021)の春スタートしたのが
フリースペース『Frog Flag(フロッグフラッグ)』です。


お話を伺いながら、気になったことを思いつくままに質問させていただきました。


フリースペースって、勉強を教えたりするのですか?

うちの子も、学校に行かないんだったら家で勉強しなさい!って思ったんですけど、全くしませんでした。させようとするとケンカになって・・・でもやっぱり、勉強というか学びってこれから将来大事だと思います。未来への投資ですよね。

フロッグフラッグでは、勉強はやりたかったらやっていいよ、というスタンスでいます。学校の勉強だけが学びだと思っていません。大事なのは子供たちが人とどうかかわっていくか、人と人との関係であるとか、身体を動かしたりとか、自然の中で自分を見つめたりとか、自分のできることを増やしたり。できるだけそういう学びを増やしていきたいというふうに思っています。




Twitterに日々の活動の様子がアップされていますよね。よく子どもたちがホワイトボードを囲んでいる写真を見るのですが、どのようなシーンなのですか?

子どもたちが司会をしたり、活動の中で絵を描いたり、落書きし始めたり・・・

5分間授業を子ども達が行うんです。5分というのがポイントで、長いと嫌なんですよ。この5分間授業から漢字パズルづくりというのが生まれました。

漢字を書くのが苦手な子が多いんです。個別学習で計算ドリル、漢字ドリル、思考力を養うパズルの3冊を多くの子ども達が取り組んでいるんですが、漢字がなかなか進まない。。。

漢字パズルを子どもたちが考えて作っていますが、
「え?こんなに漢字を書くの?」
というくらい書いています。



フロッグフラッグの想い・願いは?

私たちがこうしたいというようなものは特になくて。
子ども達が何をしたいかということが大事。そして、保護者がどうしたいかということも大事です。



去年スタートして1年たちましたが

1年ちょっとやってきて実感しているのは、子どもたちは安心できる場所だったら動く、ということです。

不安を感じている時は、持ってきたゲームなどをずっとやり続けるのですが、安心できる場所だったら家にゲームを置いてきて、外に出かけたり、これしてみたいなということを自分たちで見つけて、やるんです。

子どもたち同士がけんかしても、自分たちでどうしたらいいか考えることができています。
始めた頃は、どうなるんだろう…と不安もあったんですけどね。

最近ご飯作りができるようになったんです。それは子ども達に余裕が生まれたから。
前は何を提案しても、「やらない!」ばかりでした。
いろいろ経験していくうちに、ちょっとやってみようかな、おもしろそうだな、みたいな感じで。

ゲームについて

ゲーム。。。
OKしていいのかどうなのか最初は悩みました。1年経って、今はゲームを家に置いてくる子が多くなりました。

ヒマだな、何しよう、他の子がやっていることが気になる、じゃあそれしようかな…という感じで。

子どもたちって、お互いの関係性で育っていると思います。

家で子どもと二人で同じことをやっても、こんなふうにはできないんですよね。

学習について

学習は、子どもの達成感、満足度、成長度がすごい高いなと思っていて…

それを朝、5分でも1分でもやって、
やれた!できた!という気持ちよさで一日が違ってくるんですよね。


子どもたちは、自分のことを時々話してくれるそうです。
昔学校でこんなことがあった、とか、将来への不安などを、時には涙をこぼしながら話してくれるんだそうです。

また、ある保護者の方が学校と連携をとりたいと希望されて、そこからどのように連携がとれるか相談しながら進めているそうです。
学校の校長先生が見学に来られたり、成績表にフリースペースに通って学んでいることが評価されたり
少しずつ変わってきているそうです。


フロッグフラッグの一日の活動は、室内だけでなく、屋外の広い敷地も使っているということで、
うらやましいほどの環境を紹介して下さいました。
ニワトリ、犬、ヤギが幸せそうに過ごしている様子に癒されました♪
ワンコイン食堂のスタッフの皆さんやお客さんとも交流があるそうです。

室内で過ごすもよし、外に出て過ごすもよし、動物たちと一緒に過ごすこともできて
このエリア全体が子どもたちを温かく見守ってくれているように感じました。




新堂さんのインタビューと、フリースペースの恵まれた環境を動画で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!
⇩『Frog Flag』の紹介動画はこちら⇩



⇩『Frog Flag』ホームページ⇩
https://tadpole.jimdosite.com/frog-flag/


⇩『Frog Flag』連絡先⇩
〒297-0145
千葉県長生郡長南町佐坪1131
KIZUNA HOME 220
《電話》
090−8260−8224
《メール》
tadpole.frogflag@gmail.com
《LINE(Frog Flag)》
https://lin.ee/yg56NPg
《Twitter》
https://twitter.com/FrogFlag2
《Note》
https://note.com/tadpolefrogflag

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子育ての悩みはちょっと深くなると、とたんに周りには言えなくなるものです。
誰かに相談してみたい。。。療育、放デイ、フリースペースってどこにあるの。。。?
実はこの地域にも、子育てサポート機関は案外あるのですが、
その情報が必要な方へ届いてほしいと思っています。
そこで、勝手ながら各機関に取材を申し込み、動画を撮影させて頂くことにしました。
これからも順次公開していく予定です。「電話してみようかな」と一歩ふみだすきっかけになることを願っています。
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