(初)~年代別シェア会~レポート 24.1.20㊏

青年期、成人期の保護者のシェア会。
終わってから…いや、会の途中から「すごく大事な場!今までなぜやらなかったんだろう?」と感じました。
あっという間の2時間でした。

初めての試みでした

普段のココのシェア会は、さまざまな年代の保護者の皆さんが参加されます。
幼い子の保護者が先輩ママの話を聞いて、先の見通しを持てたり、
先輩ママも今子育て真っただ中にいるママの悩みを聞きながら、当時を振り返る機会になったり、当時ひとりで悩んでいた自分が癒されたりしています。

とても有意義な場になっているのですが、どうしても幼い子どもを育てるママの悩みが話題の中心になります。

学齢期の子どもは児童発達支援や放課後等デイサービスに通ったり、そもそも学校があるので子どもは複数の大人に見守られています。(まあ、それが悩みに繋がったりするんですけどね)

青年期~成人期になると、学校も卒業。支援の網から外れてしまう時期です。

思春期なので、当たり前ですが保護者の言うことも聞かなくなり。。。でも自立にはまだ早い。。。

この時期ならではのお悩みがあるはず。ということで、初めて年代別のシェア会を行いました。

シェア会の様子

今回は参加者募集はせず、ココにご縁のある方に声をかけて10名ほどに参加していただきました。

お子さんの年齢は、10代後半~30歳くらい。20歳前後が多かったようです。
地域の小中学校に通った子、特別支援学校卒業の子。
通信制高校に進学の子、普通高校から大学進学の子、専門学校から一般就労の子。
就労したが長続きしないという子、福祉的就労で頑張っている子。

普段通りにココのシェア会のお約束を唱えて自己紹介からスタート。

どんな話題が出たかというと、、、、
書ける範囲で。あと私が覚えている範囲で(時間がたったので忘れかけてます💦)。

☑親もお子さん自身も、障害があると認めることに時間がかかった。。。やっと年金の申請をした。申請書の書き方やコツがあるので教わりながら申請した。
☑障害のあるお子さんの将来のため、きょうだい児を含めて「兄弟仲良く」を心掛けて子育てした。
☑お子さんが児童期にお世話になっていた方と今でもつながって、何かあれば相談できるような関係を保っている。
☑大学に進学し、一人暮らし。サポートしてくれる先生に「困っていることは?」と聞かれて「ありません」と答えてしまう。。。
☑まだ自立は難しく大人のサポートが必要だが、思春期なので親の言うことは聞かない。
☑学齢期は頑張り屋さんでわりと何でも器用にこなすタイプだった。
☑特別支援学校高等部を卒業し、就労したが長続きしない。
☑今は一般就労しているが、親にうまく説明できないし、話すのを嫌がるので就労の様子が全く分からない。
☑児童期は何かあれば療育の先生に相談できたが、高校生以降ちょっとしたことを相談する先がないことに気づいた。

普段のシェア会での話題とはずいぶん違うものでした。2時間があっという間に過ぎていき、オーバーして終了。その後も皆さんはその場を離れず話し続けてました。

振り返って

お母さん達、悩みはまだまだ尽きないとはいえ、たくましくて前向きでした~~~!
苦労の多い子育てを乗り越えて今に至っているから?
これからもしばらくは保護者の出番が続く…という覚悟があるからでしょうか?

我が子の育ちの心配に気づいた頃から、母親として世間の目に耐え、障がいの受容に努め、児発放デイのない時代に試行錯誤で子育てしてきたお母さん達。お子さんが成長した今、ひと山越えているのかもしれませんが、まだまだお子さんと向き合っていかなければなりません。

成人期になっても、もっと同じ立場の保護者どうしで話す場が必要だと感じました。今後を見据えて知識や情報も必要です。
また、障がいの種類や様子によっても悩みが違ってくると感じました。ある方の切実な悩みは、別の(さらに障害の程度が重い)方にとってはうらやましい悩みだったり。普段のシェア会でもその感覚はあるのですが、今回年代を絞ったおかげで話題も絞れたせいか、普段より強く感じました。

新しいことをやればその分だけ気づきがあるものですね。。。これからも、できることがあったらどんどんトライしようと思ったのでした。