紹介します!『聖愛乳児園』
令和5年2月、
外装を塗装しなおしたばかりの、キレイになった『聖愛乳児園』にお伺いしました!
乳児院って知ってますか?
そうそう。赤ちゃんがたくさんいるところですよね。
乳児院とは…
赤ちゃんにとっての「幸せ」はなんといっても家族とともに暮らすことだと思いますが、様々な理由から家族で育てられない状況となった時に、児童相談所を通じて、赤ちゃんを預かり、家庭に代わって赤ちゃんを育てる施設が「乳児院」です。
聖愛乳児園パンフレットより
いすみ市内の方、お近くの方はきっと目にしたことがある施設ですよね。
松戸市→市川市→いすみ市と移転して、この地に来てから20年余り。
ここはお散歩したり自然を満喫することができる恵まれた環境だということですよ。
外観から想像する以上に、中は広くて部屋数も多いんですよ!
2階をご案内いただきながら、乳児院についてお話をお伺いしました。
産院で生まれたばかりの赤ちゃんから、だいたい3歳までのお子さんが過ごしているそうです。その後は、
ご家族の元へ・里親さんへ・児童養護施設へ
だいたい3分の1ずつ次のステップへ行くとのこと。
入園の理由は、
主なものは親御さんの病気や未婚、若くしての出産、お子さんの障害などだそうです。
施設の職員は、看護師、助産師、家庭支援相談員、保育士、栄養士、調理員等…大勢おられるそうです。それでも24時間365日赤ちゃんをみまもるには職員が足りないと仰っていました。
コロナ前には、抱っこボランティアをはじめ、絵本を読んでくれたり繕い物をしてくれたり、ボランティアさんに助けられていたんだそうです。
行事や遠足、泊りがけで出かけることもあったとか。
今はバスも電車も乗っていないそうで、当たり前の生活ができない現状をとても心配しておられました。
園長の森田雄司さんは、子ども達から「園長じいじ」と呼ばれているそうです!
「赤ちゃんを一人抱っこすると、他の子も寄って来るんだよ」と目を細めてお話する優しい「じいじ」は、お若い頃から児童福祉に携わってこられたそうです。
「この地に来て20年余り。これからの施設は、地域住民の資源にならなければと思っています。」と力強くお話して下さいました。
「うんとハードルを低くして、ちょっと近くまで来たから、と寄ってくれたらと思うけど、施設というのはハードルが高いのかもしれないな。」
「子育てで困ったことを、何の気なしに相談できる場所になっていけたら。」
お話:園長の森田さん
「看護師も助産師もいるので、産前からのケアはもちろん気軽に相談してもらえたらいいと思う。」
「乳児院のスキルを利用してもらえたらと思っている。」
「この施設では、生まれたばかりの赤ちゃんが育っているんだということをまずは知ってもらいたい。」
もし子育てで困ったことや心配なことがあったら、まずは子山こども家庭支援センターに連絡してもらえたら、と仰っていました。
⇩Youtube動画はこちらから⇩
【お問合せ】
『聖愛乳児園』HP⇩
http://www.seiai20nyujien.server-shared.com/
千葉県いすみ市岬町三門1483-5
℡ 0470-87-7550
子山こども家庭支援センター⇩
千葉県いすみ市深堀689-1
Tel:0470-63-1919
Fax:0470-62-6030
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子育ての悩みはちょっと深くなると、とたんに周りには言えなくなるものです。
誰かに相談してみたい。。。療育、放デイ、フリースペースってどこにあるの。。。?
実はこの地域にも、子育てサポート機関は案外あるのですが、
その情報が必要な方へ届いてほしいと思っています。
そこで、勝手ながら各機関に取材を申し込み、動画を撮影させて頂くことにしました。
これからも順次公開していく予定です。「電話してみようかな」と一歩ふみだすきっかけになることを願っています。
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